香木 – WOODONE(ウッドワン)マガジン|広島の住宅建材メーカーWOODONE(ウッドワン)が発信する住宅オウンドメディア /media WOODONEマガジンは“地球と人に価値ある木の空間を“をテーマに暮らしに役立つ情報を配信しています。 Tue, 22 Oct 2024 16:11:40 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.7.2 鉛筆を使って勉強すると、気分が集中できてはかどる!? /media/cat01/1751/ Wed, 05 Jul 2023 02:00:12 +0000 /media/?p=1751

鉛筆は今からおよそ450年前に発明され、いまだに世界中で利用されています。近頃は手軽なシャープペンシルが主流となりつつありますが、ほとんどの方が小学生の頃には鉛筆を使っていたことでしょう。

一般的に鉛筆は、黒鉛と粘土を混ぜて練った芯を軸木で挟んだ製品となっています。この軸木、そのほとんどは北米産のIcence Cedar(インセンス・シダー)と呼ばれる針葉樹が使われます。〔Incence=香り〕〔Cedar=ヒマラヤスギ〕からお分かりのように、木材からは気分を落ち着かせる杉やヒノキ特有の香気が立ち上ります。ですから古くは、アメリカインディアンたちの神聖な儀式に、この木をくべた煙を体に染み込ませていたほど。現代もアロマセラピーの要領で、この木の粉をいぶしたり、精製したオイルを熱して香りを楽しんでいます。インセンス・シダーは見方を変えると、香木でもあるというわけです。

ここで思い出してください、ナイフやミニ鉛筆削りで鉛筆を削ったとき、独特のいい香りがしていたのもそういうことだったのです。勉強や仕事の途中で短くなった鉛筆を新しく削ると、「さあ続いてやろう」という気分になりませんでしたか?これは、削り屑から発するインセンス・シダーの香気が気分を落ち着かせる作用していたからではないでしょうか。

現代はいろいろな筆記用具を使うことができます。しかし、木軸(インセンス・シダー)の効用を知ると、削る手間がかかっても鉛筆を使ってみるのもいいかなと思いませんか。

]]>
時の権力者あこがれの香木「欄奢侍(らんじゃたい)」 /media/cat01/1491/ Wed, 10 May 2023 02:00:20 +0000 /media/?p=1491

香木とは、東南アジアに自生しているジンチョウゲ科に属する、沈水香木(ぢんすいこうぼく)という木が変化してできたお香の元になる樹木です。

東大寺の宝物殿である正倉院には、欄奢侍(らんじゃたい)と称される香木が納められています。
一見するとただの流木にしか見えませんが、その深い香りは何にもまして類がなく、足利義政、織田信長、明治天皇が切り取った痕に証拠として紙片が貼られています。
その他にも豊臣秀吉や徳川家康など歴代の権力者たちが切り取ったと伝えられていますから、この香木は一種あこがれの象徴だったのでしょう。

また、一般的にも香木をいぶして立ち上がる煙りと香りを楽しむ精神文化「香道」が行われています。この世界では香りを楽しむことを「嗅ぐ」とは言わず、「聞く」と表現します。
今で言うアロマセラピーを、もっと精神的に突き詰めた感覚であると理解できます。

このように香木は特殊にしても、木が私たちに与えてくれる影響は奥深いものがあります。例えば木の香りがする新築の家に入ると、青畳の香りと相まって豊かな落ち着きと深い安らぎを与えてくれます。それは深呼吸すらしたくなる瞬間、まさに「日本人に生まれて良かった」と思うときではないでしょうか。

]]>