蔀戸 – WOODONE(ウッドワン)マガジン|広島の住宅建材メーカーWOODONE(ウッドワン)が発信する住宅オウンドメディア /media WOODONEマガジンは“地球と人に価値ある木の空間を“をテーマに暮らしに役立つ情報を配信しています。 Tue, 22 Oct 2024 16:13:57 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.7.2 いまや知る人も少なくなった扉「蔀戸(しとみど)」 /media/cat01/1179/ Wed, 28 Dec 2022 06:00:46 +0000 /media/?p=1179

現代の住まいでは主に、使い勝手や見映えを考慮しながら、開き戸、引き戸、折れ戸などを使い分けています。
しかし、平安の時代、貴族が住んでいた寝殿造りの絵図を見ると、戸外からの雨や風を遮断するとともにプライバシーを確保する扉としてもっぱら「蔀戸(しとみど)」が使われていました。
これは柱と柱の間に建て付け、昼間に採光を得たいときには上に跳ね上げながら金具で止める木造格子に板を貼った扉です。

経年とともに、敷居の溝に沿って扉が移動する引き戸が主流となりましたが、江戸時代の商家になっても蔀戸が使われる場合がありました。これは道行く通りから、販売する商品や職人が細工をしている模様が見えるよう、店の間口をできるだけ大きく開くための工夫です。
また、蔀戸には小さな扉が作りつけられていて、下に降ろした後の夜間や閉店時にはそこから出入りができる造作がされています。これなどは現代のシャッターと同じ考え方と使い勝手なのかもしれませんね。

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