原木 – WOODONE(ウッドワン)マガジン|広島の住宅建材メーカーWOODONE(ウッドワン)が発信する住宅オウンドメディア /media WOODONEマガジンは“地球と人に価値ある木の空間を“をテーマに暮らしに役立つ情報を配信しています。 Tue, 22 Oct 2024 16:13:14 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.7.2 問題です「木挽き」←これはなんと読むのでしょう? /media/cat01/1388/ Wed, 29 Mar 2023 06:00:45 +0000 /media/?p=1388

答えは「こびき」。

木挽きとは、山から伐りだした丸太から柱や板材などの建材を大鋸(おおが)(※)を使って製材する仕事です。
葛飾北斎の浮世絵「富獄三十六景/遠江山中」で見られる、斜めに立てかけた大きな角材の上に乗って鋸を挽いている模様こそ木挽き職人の仕事風景です。

この絵では板材を切り出す作業のようですね。とは言うものの今では電動鋸による大量生産が主流の時代、木の性質やクセを読みながら高度な手作業ができる木挽き職人は、日本でも少数しかいらっしゃらないそうです。残念なことにこれも時代の流れなんでしょうか。

電動鋸が主流になったとは言え、木目が美しい銘木から無垢の建材を作るのは、木挽き職人さんのウデひとつ“木を読む”経験と知識が欠かせない技なんです。熟練した職人にかかると、原木を見るだけでその素材や木目、だいたいの建材姿がイメージできるそうです。

著名なところで、「林 以一」さんという名匠がいらっしゃいました。林 以一さんの書籍では、木挽き職人の仕事についてより深く知ることができます。

※大鋸(おおが)/大きな木挽き専用の片歯ノコギリ。

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ここまで使える!原木資源の100%徹底利用 /media/cat01/1351/ Wed, 15 Mar 2023 06:00:21 +0000 /media/?p=1351

例えば、家の解体時に出る、使えなくなった木材や、建材を新しく加工するときの端材などをそのまま棄ててしまえば、単なるゴミとなってしまいます。そこで登場するのが「マテリアルリサイクル」や「サーマルリサイクル」という発想。例えば木質チップから紙やパルプ、ベニヤなどの木質ボードに再生できることは周知の通りです。

また、石油をはじめとした化石燃料に代わって燃やせば、熱エネルギーに変換することができるほか、畑の敷料や肥料にと再資源化することも可能です。
森から切り出された原木を、家づくりを例に辿ると、まず無垢の柱や梁などの建材に使われます。古くなった建材はさらに削りだして再利用することができます。そして建材としての使命が終わっても、端材とともにチップやペレットに加工して新しい資材として再利用しようというわけです。

日本の行政も廃材のリサイクルを推進しているので、資源・エネルギー基盤の強化へ積極的に有効利用を目指そうとする指針が出ています。
限りある資源なのにゴミになってしまうのか資源に再利用されるのか、この使われ方の間には大きな開きがありますね。

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