床材・壁材 – WOODONE(ウッドワン)マガジン|広島の住宅建材メーカーWOODONE(ウッドワン)が発信する住宅オウンドメディア /media WOODONEマガジンは“地球と人に価値ある木の空間を“をテーマに暮らしに役立つ情報を配信しています。 Fri, 28 Mar 2025 03:49:45 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.8 床のDIYでおしゃれな部屋作り!賃貸でも簡単にできる初心者向けアイデア /media/cat08/4726/ Fri, 21 Mar 2025 02:00:36 +0000 /media/?p=4726

家の間取り図とブックサンプル

床のDIYは、部屋の印象を変えるための手っ取り早い方法です。色や素材を変えるだけで、憧れのカフェ風・落ち着きのある和モダン・北欧風など、様々なスタイルにできます。賃貸でも原状回復可能な方法があるので、持ち家がない方でも安心です。この記事では、貼るだけ・敷くだけ・置くだけなど、様々なDIYアイデアと具体的な方法をご紹介します。あなただけの理想の部屋作りを、床のDIYから始めてみませんか?

床のDIYは3種類

メジャーで床のサイズを測る夫婦

床のDIYというと、次の3種類に分類できます。

・床に貼るタイプ

・床に敷くタイプ

・床に置くタイプ

  • 具体的に見ていきましょう。
  • 床に貼るタイプ

  • 床に貼るタイプのDIY素材として、次の3つが挙げられます。
  • ・クッションフロア
  • ・フロアタイル(貼るタイプ)
  • ・リメイクシート
  • クッションフロアは、豊富なデザインで防水性に優れているものが多く、賃貸物件で人気です。大きな面積の床でも一気に貼ることができ、部屋の印象を大きく変えられます
  • フロアタイルは、本物の木や石のようなリアルな質感が魅力です。耐久性にも優れ、高級感のある空間を演出できます。リメイクシートは、手軽に床の模様替えができるアイテムです。費用を抑えたい場合や部分的にDIYしたい場合に適しています
  • 床に敷くタイプ

  • 床に敷くタイプのDIY素材は次のとおりです。
  • ・タイルカーペット
  • ・ラグマット
  • ・フロアパネル
  • タイルカーペットは防音効果があり、汚れた部分だけ交換できるのがメリットです。手軽に設置・撤去できるため、賃貸物件でも安心して使用できます。ラグマットは、手軽に模様替えができて保温性も高いため、居心地の良い部屋を作れます。素材やデザインも豊富なので、様々なインテリアスタイルに合わせられます。
  • フロアパネルは、簡単に設置できて床の傷や汚れを隠せるのが魅力です。天然の木のような風合いのものを選べば、一気におしゃれな部屋になります。

    床に置くタイプ

  • 床に置くタイプは以下のとおりです。
  • ・ジョイントマット
  • ・木製パレット
  • ・フロアタイル(置くだけタイプ)
  • ジョイントマットは断熱性・保温性に優れ、クッション性もあるため、小さなお子さんがいる家庭におすすめです。汚れた部分だけ交換できるのもメリットです。木製パレットは、ヴィンテージ感のあるおしゃれな床をDIYできます。組み合わせ方次第で様々なアレンジを楽しめます。置くだけタイプのフロアタイルは、接着剤なしで簡単に設置・撤去できるのが特徴です。賃貸物件でも気軽にDIYを楽しめます。
  • 床のDIYに必要な材料や工具

  • ハサミでシートを切る様子
  • 床のDIYに必要な材料や工具について説明します。
  • 床のDIYに必要な材料

  • 必要な材料は床材の種類によって異なります。例えば、クッションフロアやフロアタイルを敷く場合には、床材本体と接着剤・両面テープ・カッター・定規などが必須です。ジョイントマットの場合は、マット自体と繋ぎ合わせるためのジョイントパーツが必要です。タイルカーペットの場合はタイルカーペットと、必要に応じて滑り止めシートを用意しましょう。どの床材を使用する場合でも、メジャーや軍手などの工具があると便利です。以下の項目で使い方を説明します。
  • 床のDIYに必要な工具

  • 続いて、床をDIYで張り替えるときに使える工具を紹介します。
  • カッター(CFカッター)
  • クッションフロア・フロアタイル・リメイクシートなどを切断する際に使います。細かいカットには普通のカッターを使用しましょう。CFカッターは、大きなクッションフロアをまっすぐ切るのに役立ちます。
  • メジャー・定規
  • 床材の採寸や、カッターで床材を切る際に使用します。定規を当てると直線をカットするときに失敗しにくくなります。
  • ローラーや地ヘラ
  • クッションフロア・フロアタイル・リメイクシートを貼る際に使えます。ローラーや地ヘラを使うことで床材と床の間に空気が入らず、きれいな仕上がりに。接着剤を均一に伸ばす際にも役立ちます。
  • ハサミ
  • ハサミは細かなカットや調整に使用します。カーペットやラグを切りたいときにも使える道具です。カッターでは難しい曲線カットをしたいときはハサミで切っていきます。
  • 軍手
  • 手を保護し、怪我や汚れを防ぎます。作業中の滑り止めにもなります。
  • 事前に必要な材料をリストアップし、DIYをスムーズに進めましょう。
  • 賃貸におすすめな床のDIY素材

  • クッションフロアとタイルカーペット
  • 賃貸住宅では、退去時に原状回復義務が発生するため、元に戻せるようにしておく必要があります。ということで、賃貸におすすめな床のDIY素材を3つ紹介します。
  • ・クッションフロア
  • ・タイルカーペット
  • ・フロアタイル
  • クッションフロア

  • クッションフロアは表面がビニール層でコーティングされていて防水性に優れており、水をこぼしてもサッと拭き取れるので、キッチンや洗面所など水回りにも使えます。木目調・石目調・タイル柄など、デザインやカラーバリエーションが豊富なので、お部屋の雰囲気に合わせて自由に選べるのも嬉しいポイント。比較的安価なので買いやすく、施工も簡単です。
  • クッションフロアは比較的剥がしやすい床材ですが、退去時に床のベタつきが気になる場合は、市販のシール剥がし剤を使ってきれいに剥がしましょう。
  • タイルカーペット

  • 正方形や長方形のカーペットを敷き詰めていく床材がタイルカーペットです。裏面が滑り止め加工されているものが多く、ズレにくく安全に使えます。デザインも豊富なので、お部屋の雰囲気に合わせてカラーや柄を選べます。
  • 汚れた部分だけを剥がして交換できるため、お手入れも楽々。ペットを飼っている・小さなお子さんがいるご家庭にもおすすめです。タイルカーペットは防音効果にも優れているので、階下への生活音を気にする方は取り入れてみましょう。
  • フロアタイル

  • フロアタイルは、本物の木目や石材のようなリアルな質感を再現した床材です。高級感が出るので、お部屋の印象が格段に良くなります。耐久性にも優れているため、長く愛用できます。
  • フロアタイルには置くだけタイプと貼るタイプがありますが、DIY初心者の方には置くだけタイプがおすすめです。置くだけタイプは、接着剤不要で簡単に設置・撤去できるため、賃貸住宅でも安心して使えます。貼るタイプは両面テープで固定すればズレにくく、安定感があります。汚れたら部分的に張り替えることで、長くきれいな状態を保てるでしょう。
  • 賃貸の床をDIYする上での注意点

  • 困惑した表情で何かを指摘している女性
  • 賃貸マンションの床をDIYしたいときに知っておくべき注意点は次のとおりです。
  • ・賃貸の床に傷をつけない
  • ・施工が簡単な素材にする
  • ・カビや腐食に注意する
  • 賃貸の床に傷をつけない

  • 賃貸住宅では、床に傷をつけると退去時に修繕費用を請求される可能性があります。床のDIYを楽しむためには、傷をつけない工夫が大切です。
  • DIYする前にまず、養生テープや保護シートで床表面を保護しましょう。特に、カッターを使う作業や重い家具を移動するときには絶対に保護するべきです。
  • 両面テープや接着剤を使用する場合は、剥がしやすいタイプを選びましょう。退去時に床材を剥がす際に、床にダメージを与えにくくなります
  • ただし、剥がしやすいタイプでも長期間の使用で圧着されると、剥がすときに元の床にダメージを与えます。違約金が発生する可能性もあり、危険ですのでご注意ください。
  • 施工が簡単な素材にする

  • DIY初心者の方は、施工が簡単な素材を選ぶのがおすすめです。クッションフロアやタイルカーペットなら比較的簡単に施工できます。クッションフロアは大きなシート状になっていて、部屋全体を一気にDIYできます。タイルカーペットは一枚ずつ敷き詰めていくだけなので、初心者でも扱いやすいでしょう。
  • 特別な工具が要らない素材を選べば、初期費用も抑えられます。手軽にDIYを楽しみたい方は、施工の難易度も考えて素材を選びましょう。
  • カビや腐食に注意する

  • 床のDIYを行う際は、カビや腐食対策も重要です。特に、湿気がたまりやすい場所は防水性のある素材を選びましょう。クッションフロアやフロアタイルなど、表面がビニールコーティングされている素材は、水に強いためキッチンにおすすめです。
  • 施工前に床面を清掃し、十分に乾燥させておくことも大切です。湿った状態で施工すると、カビが発生する原因になります。
  • 施工後も定期的に換気を行い、湿気を逃がすようにしましょう。特に、梅雨時期や夏場はこまめな換気が必要です。
  • まとめ

  • ウッドワンのoitoki
  • 今回は床をDIYで変えたい方に向けておすすめの方法を解説しました。
  • 床のDIYは、部屋の雰囲気を大きく変えたいときにおすすめしたい方法です。賃貸でも原状回復可能なクッションフロア・タイルカーペット・置くだけフロアマットなどがあるので、安心してDIYできます。木のぬくもりを感じさせるフロアマットがいいと考えている方は、以下のリンクをご覧ください。置くだけ簡単施工の無垢の木のフロアマット「oitoki」はウレタン塗装なので汚れにくく、工具不要で簡単に設置・撤去ができます。賃貸でも安心して使えるので、ぜひ検討してみてください。
  • □木のフロアマット oitoki[オイトキ]をみる

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アクセントウォールでおしゃれに!取り入れるメリット・デメリットを紹介 /media/cat02/4565/ Fri, 21 Feb 2025 02:00:17 +0000 /media/?p=4565

青がアクセントの壁と白い開きドア

部屋の雰囲気を手軽に変えたい。そんなときに取り入れたいのがアクセントウォールです。シンプルな空間に異なる色や素材を取り入れるだけで、インテリアに個性と深みをプラスできます。派手すぎず、落ち着いたデザインを選べば、空間全体の調和を保ちながら居心地の良い空間を演出できる効果も。この記事では、アクセントウォールを取り入れることで空間をおしゃれに変えるポイントや、コツを詳しくご紹介します。

アクセントウォールとは?

黒いアクセントウォールとソファ

アクセントウォールとは、単色で統一されがちな壁に異なる色や素材を取り入れ、視線を集めるポイントを作る手法です。色や素材の組み合わせによって、空間が広く見える、温かみを感じるなどの心理的効果も。リビング・玄関・寝室などの壁を1面変えるだけで、あなたの個性やセンスを表現できます。

アクセントウォールを設けるメリット

メリットと書かれたメモ

アクセントウォールはおしゃれなだけでなく、次のような3つのメリットがあります。

  • ・空間にメリハリと高級感を演出できる
  • ・広がりと開放感を演出できる
  • ・DIYで手軽に挑戦でき、コスト削減も可能
  • 空間にメリハリと高級感を演出できる

  • 異なる色や素材を組み合わせることで、部屋全体にメリハリと視覚的な奥行きを加えられます。例えば、白い壁が広がるリビングルームに木目調や石目調のアクセントウォールを取り入れるだけで、一気に空間の印象が変わります。
  • 天然素材を使えば、上品で高級感のある雰囲気を演出できる効果も。光沢のあるタイルやメタリックな素材を使えば、モダンで洗練された印象になります。
  • アクセントウォールは、簡単に部屋のイメージを大きく変えられるため、内装をおしゃれにアップデートする手法として人気です。
  • 広がりと開放感を演出できる

  • 視線が集まりやすい位置にアクセントウォールを配置すれば、部屋に広がりと開放感を与えられます
  • 例えば、リビングのテレビ背面の壁に木目調の素材を取り入れると、視線が自然とそのポイントに集まり、奥行きのある空間を演出できます。また、玄関の正面に彩りのある壁紙やタイルを使えば、第一印象がおしゃれな家に。
  • こうした工夫は居心地の良い空間作りにもつながり、日常生活に彩りをプラスしてくれます。
  • DIYで手軽に挑戦でき、コスト削減も可能

  • 初心者でも扱いやすい剥がせる壁紙などを活用すれば気軽に挑戦できるため、初めてのDIYにもおすすめです。自分で施工することで業者に頼むよりも費用を抑えられるため、低予算でおしゃれな部屋作りができます。
  • ただし、一部の素材や広範囲の施工では想定以上の技術や時間が必要となり、かえってコストがかさむ場合も。思わぬトラブルを避けるためにもプロに施工を依頼することをおすすめします。
  • アクセントウォールを設けるデメリット

  • デメリットと書かれたメモ
  • 反対に、アクセントウォールを取り入れるデメリットもあります。
  • ・手入れが必要な場合がある
  • ・コストがかかる
  • 組み合わせによっては雑多な印象になる
  • 安易に取り入れて失敗しないためにも、具体的に見ていきましょう。
  • 手入れが必要な場合がある

  • 凹凸のある素材や凝ったデザインを使用したアクセントウォールは、見栄えが良い一方で、ほこりや汚れがたまりやすいのが難点です。特に石材や木材など自然素材を使用した場合、表面の凹凸にホコリが付着しやすく、放置すると掃除が手間になることも。
  • アクセントウォールを美しく保つためには適切なメンテナンス方法を知り、定期的に手入れしましょう。
  • コストがかかる

  • アクセントウォールの素材にこだわりすぎると、高価な素材や特注デザインでコストがかさむ場合があります。特に天然素材は上品で独特な雰囲気を演出できますが、価格が高めになる傾向があります。
  • コストを抑えつつ天然素材を使用したアクセントウォールに挑戦したい場合、全面ではなく一部に取り入れることでコストを抑えることが可能です。また、フェイク素材を活用すれば、見た目の質感を保ちながら大幅にコストを削減できます。
  • 組み合わせによっては雑多な印象になる

  • アクセントウォールの選び方によっては、部屋が雑多な印象になってしまう危険性があります。範囲が広すぎたり派手なデザインを選びすぎたりすると、かえって統一感を損ねる原因に。
  • アクセント部分を全体の5%程度に留めると、調和を保ちながら適度に目を引く仕上がりになると言われています。また、配置や配色に迷った場合は、プロのインテリアデザイナーなどに相談するのも有効です。専門家のアドバイスを取り入れることで、完成度の高いスタイリッシュな空間になるでしょう。
  • アクセントウォールでおしゃれな部屋を作る5つのコツ

  • テレビの横に置かれた観葉植物
  • 最後に、アクセントウォールを活用しておしゃれな部屋を作るコツを5つお伝えします。
  • 内装やインテリアとの統一感を意識する
  • 人の視点や動線を考慮して配置を決める
  • 機能性の高い素材を選ぶ
  • 予算に応じた面積設定をする
  • 飽きにくいデザインや色を選ぶ
  • 内装やインテリアとの統一感を意識する

  • アクセントウォールを取り入れる際には、家具や照明などのインテリアとのバランスを考慮することが重要です。空間全体の色調やデザインを統一することで、調和の取れた部屋になります。
  • ナチュラルな木目調のアクセントウォールを採用する場合、ソファやクッションも自然素材や柔らかなトーンのものを選ぶと、全体に統一感が生まれます。逆にアクセントウォールがビビッドなカラーの場合は、他の要素を落ち着いた色味にすることで雑多な印象にならずに済みます。
  • アクセントウォールはあくまで空間を引き立てる要素なので、過剰にならないよう全体の調和を意識することがポイントです。
  • 人の視点や動線を考慮して配置を決める

  • 視線の流れや人の動線を意識してアクセントウォールの場所を決めましょう。
  • 例えば、リビングではテレビに視線が集まりやすいため、その背後をアクセントウォールにすることで洗練された印象をプラスできます。1箇所に視線を引きつける工夫をすることで、部屋がさらに魅力的になります。
  • 機能性の高い素材を選ぶ

  • 調湿や脱臭効果など、機能性の高い素材を取り入れれば、より快適な部屋になります。
  • 例えば、漆喰は湿度を調整するだけでなく抗菌や防臭効果も期待できるため、閉め切りがちな部屋でも梅雨の時期でも安心して過ごせるように。部屋の用途を考えながら素材を選ぶと、より満足度が高くなるでしょう。
  • 予算に応じた面積設定をする

  • アクセントウォールの面積が大きいほど使用する素材が増え、それに伴いコストも上がります。予算内で収めるには一部だけ変えることを検討するのがおすすめです。
  • 例えば、リビングのテレビの背面や玄関の一部など、視線が自然に集まるポイントだけをアクセントウォールにしてみましょう。部分的に施工すれば、統一感を保ちながら部屋にアクセントを加えられるため、手軽に取り入れられるアイデアとしても人気があります。
  • 飽きにくいデザインや色を選ぶ

  • 派手すぎない無地や柔らかな色調のアクセントウォールを選べば、長期間飽きずに楽しめます。ベージュ・グレージュ・パステルカラーなどの柔らかい色合いは他のインテリアとも調和しやすく、全体的に落ち着いた部屋になります。シンプルな幾何学模様や自然モチーフなら、主張しすぎず、空間にほんのりとしたアクセントを加える効果が
  • 強烈なデザインよりも長い目で見て飽きないアクセントウォールにしたほうが、後悔しにくいでしょう。
  • まとめ

  • ウッドワンのKITOIRO
  • 今回は、アクセントウォールについて解説しました。好みのデザインを取り入れることで、あなたらしさを感じさせる部屋を作り上げられます。木材の温かみや自然の美しさを活かしたアクセントウォールにしたいなら、おしゃれで上質な「木十彩-KITOIRO-」を取り入れてみてはいかがでしょうか?木の個性を存分に活かした壁材で、自然の風合いを最大限に引き出す加工や塗装が施されています。気になる方は次のページより詳細をご確認ください。
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  • □木十彩-KITOIRO-ウォールを購入する

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浮造りとは? 木目の凹凸を足裏で感じる! なぐり加工との違いは? /media/cat08/3528/ Fri, 15 Nov 2024 02:00:12 +0000 /media/?p=3528

無垢フローリングうづくり

自然の木材を切り出してつくる「無垢フローリング」は、本物ならではの木の風合いや心地良さが大きな魅力です。

フラットな状態のままでも充分に肌ざわりが良いのですが、加工を施すことでさらなるメリットが得られます。

その加工方法のひとつが「浮造り(うづくり)」という技法です。

本記事では、浮造りの特徴やメリット・デメリットのほか、「なぐり加工」との違いについてご紹介します。

浮造り加工とは?

うづくり

浮造りとは、木の表面をこすって木目の年輪を際立たせる、日本の伝統的な加飾技法です。

木の年輪には、晩夏から秋にかけて成長する堅い部分(冬目)と、春から夏にかけて大きく成長する柔らかい部分(春目、または夏目)があります。

冬目と春目の堅さが違うことを利用した加工が「浮造り」です。

木の表面をブラシ状の工具でこすると、柔らかい春目(夏目)が削れて冬目が浮き立ち、美しい凹凸が生まれます。

浮造りに適しているのは、主にスギやマツのような柔らかい針葉樹です。堅すぎる木材は削りにくいので向いていません。

浮造り仕上げは、フローリング材だけでなく、柱や天井材などにも用いられます。

浮造りのメリット

①足裏に程良い刺激がある

浮造りによる凹凸が適度に足の裏を刺激して、血行を促進してくれます。

血液循環が改善されることで、スムーズに血液が流れるようになります。

また、足裏への刺激によって神経伝達が促されるため、子供の運動能力アップにも役立つでしょう。

②凹凸があるので滑りにくい

浮造りの凹凸が滑り止めの役割をしてくれます。

スギなどの柔らかい材料が用いられているため、足腰にも優しく、ご高齢の方や小さなお子さんがいるご家庭におすすめです。

③光の反射を抑えるため、目に優しい

浮造りの凹凸が影をつくり、光の反射を抑えてくれるため、目の負担が軽減されます。

そもそも無垢材は紫外線を吸収する性質があるので目に対する刺激が少ない素材でもありますが、浮造りの加工を施すことで、さらに目が疲れにくい空間がつくれるのです。

浮造りのデメリット

  • ①キズがつきやすい

浮造りに用いられるのは柔らかい木材なので、キズがつきやすい傾向があります。

ただし、キズはつきやすいものの、浮造りの凹凸で「キズ自体は目立ちにくい」というメリットもあります。

  • ②伸縮や反り、隙間ができる

浮造りに用いられる無垢材は自然素材なので、環境の変化に敏感です。

湿気や温度変化によっては、伸縮したり反ってしまったり、板と板の間に隙間ができたりする事もあります。

③材質や形、色味が揃っていない

浮造り加工の有無にかかわらず、無垢材は本物の木を使用しているため、品質にバラつきがあります。

年輪の出方や強度などもそれぞれ異なるため、見た目の統一感を重視したい方には不向きといえるでしょう。

しかし、木1本1本の個性やその違いが無垢材の大きな魅力のひとつ。自然がもたらす風合いのある空間を演出したい方にはおすすめです。

「なぐり加工」との違いは?

なぐり加工 無垢材なぐり加工

なぐり(名栗)加工とは、斧の一種である「釿(ちょうな)」と呼ばれる工具で、木材の表面に凹凸をつける加工方法です。

なぐり加工の大きな魅力は、デザイン性の高さです。

なぐり加工には「スプーンカット」や「ナイフカット」「ハンドスクレイプ」など様々なものがあります。

加工の仕方によって木の表情が大きく変化するため、オリジナリティあふれるデザインを追求できます。

ただし、なぐり加工は、どのような木材にも施せる加工方法ではありません。

彫り込みが深くなるため、突板などでは加工が難しく、一般的に無垢材が用いられます 。合板などに比べてコストが高くなってしまう点がデメリットといえるでしょう。

素足で触れる心地良さを追求した、ウッドワン「ピノアース足感フロア」

ウッドワン ピノアース足感フロア

ウッドワンの無垢フローリング「ピノアース足感フロア」は、素足が触れる床だからこそ「踏みごこち」や「あしざわり」にこだわって設計した床材です。

うづくりの他にも、様々なデザイン加工をラインナップしています。

ウッドワン ピノアース足感フロア 加工の種類 ウッドワン ピノアース足感フロア 加工の種類

見た目の美しさだけでなく、「足感チャート」で木の味わいや心地良さを可視化しているため、好みや用途に合わせてお選びいただけます。

「ピノアース足感フロア」については、下記記事もぜひご参照ください。

⇒「床材を木の種類で選ぶ! 針葉樹と広葉樹の違いと特徴、代表的な樹種とは

足感フロアに触れることで感じられる木質フロアの心地良さを、ぜひ体感してください。

ピノアース足感フロア をみる

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木の種類と特徴 オークとはどんな木材? 樽や家具でも重宝されるその理由 /media/cat08/3448/ Fri, 25 Oct 2024 02:00:11 +0000 /media/?p=3448

木漏れ日

木の種類には様々なものがありますが、高級家具や建材などにも使用されているオークとはどのような木なのでしょうか?

本記事では、身近なシーンで活用されてきたオークの特徴をまとめ、木目の美しさについてもお伝えします。

また、オーク材の醍醐味を味わえるウッドワンのコンビットモノの魅力についてもご紹介します。

オークとはどんな木材?

オークとは具体的にはどのような木材なのでしょうか。古くから家具や建材として活躍してきたオークの用途や特徴についてご紹介していきましょう。

オークとは

オークの木々

オークとはブナ科コナラ属のうち落葉性の樹種を指し、日本では「どんぐりの木」としてなじみ深いナラをはじめとしたカシワ・カシ・ミズナラなどの樹木の総称です。

他にも、ヨーロッパでは美しい樹形から、King of Forest=森の王様と呼ばれ、オークにまつわることわざや言い伝えが残っています。

ただし、日本の住宅建材として使われているオークは、北米の亜熱帯から温帯で伐採された「ホワイトオーク」を加工したものが多くを占めています。そのため、日本住宅に関する場合にはオーク材といえば、ホワイトオークを指すことがほとんどです。

古くからワインの樽や船の材料として活用

ワイン樽

オーク材は他の木材と比較すると耐水性が高く腐食や劣化の心配が少ないことから、非常に古くより船材としても重宝されてきた歴史があります。

オークは耐水性だけでなく粘りや弾力があり加工しやすいという特徴を持っていて、世界中でさまざまな用途に使用されてきました。

オーク材は北米が原産で、住宅用の建材や船材としてだけではなく、ウイスキーやワインを保存するための樽としても活用されてきました。オークに多く含まれるタンニンは、ワインやウイスキーの熟成する過程で香味成分として役立ってきたのです。

オークの特徴

耐水性や腐朽に強いこと以外にもオークが古くから珍重されてきた理由があります。

そこで次は、オークの主な特徴についてご紹介していきましょう。

・木目の美しさ

オークの木目

家具やフローリング材として使用する際には、オークの木目の美しさが大きな魅力となります。

オーク材を板目で取ると波状の美しい木目を楽しめます。また、柾目で取った場合には優しい木目が穏やかな印象を演出します。さらに、オークならではの木目としては「虎斑(とらふ)」が有名です。虎斑については後ほど詳しくご紹介します。

・耐久性に優れている

オーク材は他の木材と比較して硬く重いことも特徴のひとつです。そのため、極めて耐久性が高く、半世紀以上経過した今でも、現役で活躍しているオークを用いたアンティーク家具もあるほどです。

そして、その重さから重厚感が見た目に現れ、どっしりとした安定感を得られます。

・明るい色合い

オーク材は明るい色合いが好まれることが多い建材です。特に最近人気のある、ナチュラルなインテリアとの相性はばつぐんです。フローリング材としてよく使用されるウォールナットやチークと比較すると、明るく自然な印象の部屋づくりに最適です。

表情豊かなオークの木目 2つとない個性「虎斑」

虎斑

オーク材を柾目に取ったときに見られる独特な木目として、「虎斑(とらふ)」が有名です。まさに、虎の縞模様のような柄が表面に現れるのです。虎斑は、オークが成長する際に蓄えた栄養分を貯めておく放射組織が柾目の面に銀色の模様として浮かび上がったものと考えられています。光の当たり具合によって見え方が変化する虎斑は、オークの表情豊かで個性的な木目として大切にされてきました。

銀色にキラキラと輝くことから、「シルバーグレイン」「銀杢(ぎんもく)」とも呼ばれる虎斑。同じものは2つとないオリジナリティを楽しめるオークならではの特徴です。

仕上げまで妥協なし! オークの醍醐味を味わえる「コンビットモノ挽板3.0」

ウッドワンコンビット挽板3.0

オークの美しい木目を存分に味わえるのがウッドワンの「コンビットモノ挽板3.0」です。

材料の選定から面形状、仕上げまで一切妥協せず、美しさと上質さを最大限に引き出すことを貫きました。

厳選した3㎜厚の挽板を贅沢に使用し、オークの醍醐味を心ゆくまでご堪能いただける1枚もののフローリング材です。

コンビットモノ挽板3.0の圧倒的な存在感の秘密をご紹介していきます。

コンビットモノ挽板3.0の特長

・無垢の弱点を軽減

コンビットモノ挽板3.0では、基材となる合板などと化粧材を張り合わせることで、無垢材の反りや狂いを軽減しています。無垢に近い風合いを保ちつつ、幅広のデザインを取り入れることが可能です。

・一枚ものの貼りあがり

コンビットモノ挽板3.0は、一枚単板を採用することで、空間全体に広がりを感じさせて開放感を与えます。見た目だけでなく触わり心地も良い贅沢な仕上がりになります。重厚かつ高級感あふれる部屋づくりにおすすめしたい貴重な床材です。

・3mm厚の化粧材

一枚単板を贅沢に3mm厚に仕上げた挽板を化粧材に用いたコンビットモノ挽板3.0。無垢の木の風合いを十分堪能していただけます。

・木味を感じる仕上がり

コンビットモノ挽板3.0では、3mm厚の挽板を化粧材に使うことで、フローリング表面の木目を、より立体的かつ奥行きを感じる仕上がりになります。自然な木目を味わいながら、無垢材に劣らない触り心地を実現。また、まるでオイル塗装のような仕上がりのウレタン塗装によって日常のお手入れも簡単になります。

コンビットモノ 挽板3.0

・オーク クリアグレード

コンビットモノ挽板3.0 オーククリアグレード

自然なオーク色だけでなく、チークやウォールナットに近い色合いも含めた4色(クリア塗装、アイボリー色、ミディアム色、ダーク色)のカラーラインナップをご用意しています。

・オーク ワイルドグレード

コンビットモノ挽板3.0 オークワイルドグレード

木の個性ともいえる節や入り皮などのキャラクターマークをふんだんに取り入れた商品です。野趣に富んだ世界にひとつだけの表情をお楽しみいただけます。

コンビットモノ 挽板3.0 足感フロア

・ブラシ

コンビットモノ挽板3.0 足感フロア ブラシ

素材感が最大限に引き立ちます。

・オビノコ

コンビットモノ挽板3.0 足感フロア オビノコ

素朴な味わいを与えてくれて、木の質感をありのまま愛でられます。

・ウェーブ

コンビットモノ挽板3.0 足感フロア ウェーブ

緩やかな波紋による遊び心を感じられます。

・ハンドスクレイプ

コンビットモノ挽板3.0 足感フロア ハンドスクレイプ

柔らかく自然なぬくもりが人気です。

・スプーン

コンビットモノ挽板3.0 足感フロア スプーン

無骨さとユーモアの共存を楽しめます。

コンビットモノ挽板3.0で無垢の肌触りを身近に取り入れよう!

古くから樽や船材などとして身近なシーンで活躍してきたオーク材。馴染み深い木材なので、比較的安価で手に入ることから、家具やフローリング材としても多用されています。

無垢材のフローリングの良いところを取ったともいえるコンビットモノ挽板3.0は、お手入れがラクで反りや狂いも少ない床材です。また、カラーや表面の加工もおうちの個性に合わせてお好みの仕上げを選べます。ぬくもりと高級感を兼ね備えたコンビットモノ挽板3.0でくつろぎの空間をワンランクアップしてみてください。

コンビットモノ 挽板3.0/挽板3.0 足感フロア をみる

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木の種類と特徴 ウォールナットとはどんな木材? 世界三大銘木の魅力 /media/cat08/3041/ Fri, 05 Jul 2024 02:00:52 +0000 /media/?p=3041

ウォールナットのフローリング

住宅や家具に使用される木には数多くの種類がありますが、その中でも人気の高いウォールナットという樹種をご存知でしょうか。実は世界三大銘木のひとつにも数えられている、世界中で愛されている木の種類なのです。

今回は、部屋づくりを考える際に知っておきたいウォールナットの魅力について詳しくまとめつつ、あわせて世界三大銘木の特徴などもご紹介します。経年で風合いが増すウォールナットに注目して、お部屋をグレードアップしてみませんか。

ウォールナットとはどんな木材? 世界三大銘木の特徴をご紹介

チーク、ブナ、サクラの積み木ブロック

ウォールナットをご紹介する前に、まず世界三大銘木について簡単にご紹介します。そのほかの銘木を知ることによって、ウォールナットとの違いも見ていきましょう。

世界三大銘木とは

「銘木」とは、優雅で美しく希少な木目を持つものとされています。また、銘木は材質や色、形状、大きさなどが優れており、製材された材面が独特の趣を持っています。

それでは、三大銘木とされる「ウォールナット」「チーク」「マホガニー」、それぞれの特徴をご紹介しましょう。

ウォールナット

北米やヨーロッパが主な産地であるウォールナットは、高級感のある深みの濃い褐色の見た目が大きな特徴です。

経年変化を楽しめる木材としても知られており、次第に黒みや紫色が抜けて全体的に色が明るくなっていく過程を楽しめます

チーク

チークはシソ科チーク属の樹木を原料とした木材で、東南アジアが主な産地です。チーク材の特徴といえば、極めて耐水性が高いことが挙げられます。

木材の内部のタールが油分を弾き、優れた耐水性を発揮します。

加えて防虫効果のある天然成分が含まれていることから、東南アジアでは歴史的建造物に多用されてきました。

マホガニー

マホガニーはセンダン科マホガニー属の樹木です。リボン杢と呼ばれる木目の美しさが特徴で、古くから高級家具や楽器などの材料に使用されてきました。

一方で、マホガニーはその人気から違法な伐採が繰り返されたことによって、現在ではワシントン条約に登録されるほど希少価値が高くなっています。

ウォールナットとは

ここからは、世界三大銘木のなかでもウォールナットに注目してご紹介していきましょう。

チーク、マホガニーと並んでヨーロッパの家具材を代表する三大銘木の一つであるウォールナット。美しい木肌と狂いの少ない材質で、欧米では古くから家具・装飾用材、楽器の素材としても利用されてきました。

その重厚感のある美しさから、建築材としても人気が高く、優しく落ち着いた風合いは日本でも大変好まれています。

ウォールナットの特徴

ウォールナットの一番の魅力は、なんといってもその濃い褐色です。断面が空気に触れることによって経年変化を楽しむことができ、鮮やかな紫を帯びた色へと変化します。

また、ウォールナットは他にも「狂いが少なく加工しやすい」「耐久性に優れていて衝撃に強い」といった特徴を持っています。

ウォールナットとクルミの違い

クルミ科の広葉樹であるウォールナットとは別に、国産木材として用いられてきたクルミ材が存在します。日本語に翻訳される場合は「クルミ」となるウォールナットですが、建築材としては明確に区別されています。

ウォールナットとクルミ材の一番の違いは木材の色です。ウォールナットは前述したとおり濃い褐色が特徴ですが、クルミ材は明るく白みがかった色をしています。

重厚感のあるウォールナットと、ナチュラル感を楽しめるクルミ材の違いを知っておきたいですね。

経年変化が映える! ウォールナットの特徴を生かした使い方

ウォールナットのフローリングが貼られた寝室

ウォールナットは独特の深い茶色の木目が美しく、テーブルや椅子などの家具にもよく用いられています。シックで高級感のある空間づくりには、ウォールナットを取り入れるのがおすすめです。

特に空間の大きな面積を占める床材としてウォールナットを用いると、落ち着いた大人のスペースへとグレードアップします。

ウォールナットはすばらしい色や質感のほかにも、衝撃や摩耗に強く、肌触りがなめらかという特徴を持っています。

日々の生活を送るなかで触れている時間が長いフローリング材に、ウォールナットは非常に適している樹種といえるでしょう。

ウォールナットをはじめ世界の銘木を厳選! ウッドワンの厚貼り・中厚貼り単板フローリングの魅力

ウッドワンの銘木フローリング

ウッドワンではウォールナットをはじめ、厳選した世界の銘木を使った単板フローリングをご用意しています。

銘木単板を使用した幅広フローリングで、表面に傷や汚れに耐える高耐久・高性能なコーティングを施した「コンビットモノ4尺タイプ」。

ウッドワンのフローリング「コンビットモノ4尺タイプ」

コンビットモノ4尺タイプ

一般床材の約2倍となる0.5mm厚の単板により木の風合いを高めた、高機能・高性能コーティング+艶消し仕上げの「コンビットグラードプラス(艶消し)」。

ウッドワンのフローリング「コンビットグラードプラス152(艶消し)」

コンビットグラードプラス152(艶消し)

ウッドワンは人気の銘木が揃った、選べる厚貼り・中厚貼り単板フローリングを取り扱っています。ウォールナットをはじめとしてお部屋をアップグレードするのにぴったりな床材は、経年変化を楽しみながら愛着を持って一生付き合えます。

銘木の美しさを損なうことなく贅沢にフローリングとして採用すれば、床の木目をインテリアとしても楽しむことができるでしょう。

コンビットモノ をみる

コンビットグラードプラス(艶消し)をみる

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挽板とはどんな床材? その特徴と無垢、突板との違い 弱点を補った挽板製品もご紹介 /media/cat08/2462/ Fri, 05 Jan 2024 02:00:07 +0000 /media/?p=2462

ウッドワンのコンビットモノ挽板3.0オークワイルドグレードクリア塗装、椅子とランプ

木質床材には以前の号 ドアや床材を選ぶ前に知っておきたい! 無垢材・突板貼り・シート貼りとは? でご紹介した通り、「無垢材」「突板」などの種類があります。

そこで、今回の記事では「挽き板」の特徴に注目し、「無垢材」「突板」と異なる点について解説していきましょう。ぜひ、床材を選ぶ際の参考にしてください。

挽き板(挽板)とは?

床材に使われる挽き板はどのような特徴を持っているのでしょうか?挽き板のメリット・デメリットも併せて解説します。

挽き板とはどのようなもの?

挽き板というのは木材を2〜3mmの板状に切り出したもので、一般的にはフローリングや化粧板の表面材として使用されます。

「挽き板」のメリット・デメリット

「挽き板」の特徴は無垢に近い風合いやぬくもりのある質感です。木材を帯のこで切り出しているため、木そのものの味わいを存分に堪能できます。
ただし、温度や湿度によって伸縮や反りが発生することや、細かい加工が難しいというデメリットも持っています。

床材としての「挽き板」、「無垢材」「突板」の違いとは

床材として使用されるものには、挽き板以外に「無垢材」や「突板」があります。それぞれの特徴とメリット・デメリットを見ていきましょう。

「無垢材」の特徴とメリット・デメリット

無垢材は木材をそのまま加工したものです。質感が足に触れた時も心地良いのでとても人気が高い素材です。
ただし、挽き板と同様に温度や湿度の具合で伸縮や反りが発生しやすく、定期的にメンテナンスが必要な点もデメリットといえます。

「突板」の特徴とメリット・デメリット

突板は木材をスライスしたシート状の素材です。床の表面材としては薄貼りの場合やや触り心地が気になりますが、厚貼りの場合は触り心地の良さを感じていただけます。しかも、基材に合板を用いることで伸縮や反りを抑えられます。また、加工しやすく安価なことがメリットといえるでしょう。

挽き板の弱点を克服!「コンビットモノ 挽板3.0/挽板3.0 足感フロア」

ウッドワンのコンビットモノ挽板3.0オークワイルドグレードクリア塗装、su:iji(スイージー)、デザイン階段light

ウッドワンでは挽き板の弱点を補った「コンビットモノ 挽板3.0/挽板3.0 足感フロア」をご用意しています。無垢の風合いはそのままに、挽き板の良さを感じていただけるのが大きな魅力です。

オークならではの圧倒的な存在感

広葉樹のオークは鮮やかな木目重厚さが特徴です。どちらかと言えば硬いオークは、キズが付きにくく丈夫な木です。そのため、古くから良質な家具や船舶の材料としても用いられてきました。そんなオークの挽き板を床材に使用すると、重厚感のある空間ができ上がります。

無垢の弱点を軽減

基材となる合板に挽き板を貼り合わせることで、無垢材が持つ反りや狂いなどのデメリットを軽減できます。無垢材に近い風合いを保ちつつ、幅広でも用いることが可能なのです。

一枚ものの貼り上がり

空間に広がりを与えて開放感を演出する「一枚単板」を採用しているため、重厚で高級感あふれる仕上がりが楽しめます。

3㎜厚の化粧材

ウッドワンではメンテナンス性を意識して、一般的なものよりも厚い3mmの挽き板を採用しています。これにより、無垢のような風合いを感じさせる床材に仕上げることができます。

木味を感じる仕上がり

3mmの厚い挽き板を使用することで、木目に立体感や奥行き感を与えています。自然な木目を活かしつつ、無垢材にも劣らない素材感を楽しめます。お手入れもオイル塗装仕上げのようなウレタン塗装なので簡単なのがうれしいポイントです。

5種類の加工

靴を脱いで床材と直に触れる日本の文化。足裏で感じる凹凸感やリラックス感は何ものにも代えがたいですね。
ウッドワンの「コンビットモノ 挽板3.0/挽板3.0 足感フロア」では、バリエーション豊富な5種類の加工を用意しています。それぞれの特徴についてご紹介しましょう。

ブラシ オークの表面にブラッシングを施して、素材感を最大限に引き立たせています。

ウッドワンのコンビットモノ挽板3.0足感フロア「ブラシ」

オビノコ 木材加工の際にできる帯のこの跡を意匠として捉え、素朴な味わいに仕上げています。

ウッドワンのコンビットモノ挽板3.0足感フロア「オビノコ」

ウェーブ なだらかな曲線と陰影を感じさせるウェーブ加工は、凹凸が足裏に心地良くフィットします。

ウッドワンのコンビットモノ挽板3.0足感フロア「ウェーブ」

ハンドスクレイプ まるで人の手によって削られたような不規則な揺らめきが印象的です。

ウッドワンのコンビットモノ挽板3.0足感フロア「ハンドスクレイプ」

スプーン スプーンでランダムに削り取ったような加工が、木材の素材感を際立たせています。

ウッドワンのコンビットモノ挽板3.0足感フロア「スプーン」

ウッドワンの「コンビットモノ 挽板3.0/挽板3.0 足感フロア」は厳選したオーク3㎜厚の挽板を贅沢に使用しており、天然木そのものの味わいが存分に堪能できる床材です。

さらに、鮮やかで多様性あふれるオーククリアグレード、豊かな個性と表情を持つオークワイルドグレードをご用意。

カラーラインナップも豊富なので、お気に入りの床材が必ず見つかります。

□コンビットモノ 挽板3.0/挽板3.0 足感フロア をみる

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床材を木の種類で選ぶ! 針葉樹と広葉樹の違いと特徴、代表的な樹種とは

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床材(フローリング)の代表的な木の種類、特徴、適した空間演出を解説! /media/cat08/2417/ Fri, 01 Dec 2023 02:00:40 +0000 /media/?p=2417

木のブロックで家を形づくる様子

床材(フローリング)にはさまざまな種類の木が使われますが、木の種類により特徴は異なります。それぞれの木の種類の特徴を知っておくことで、自分のニーズに合わせた部屋づくりがよりスムーズになります。

そこで今回はフローリングをご検討中の方に、床材の代表的な木の種類や特徴、適した空間演出について解説いたします。

針葉樹と広葉樹の違いを比べてみよう

床材に使用される木には「針葉樹」と「広葉樹」があり、それぞれ特徴があります。床材とした場合の見え方や機能性も異なってくるため、知っておくと床材選びの際に役立ちます。まずはそれぞれの違いを比べてみましょう。

≪針葉樹≫

針葉樹

≪広葉樹≫

広葉樹

樹種の特徴 葉先が針のように細長く、まっすぐに上へ伸びる樹形。空気を多く含むため、軽く柔らかで加工しやすい。 葉先が丸く、横に枝分かれするためこんもりとした樹形。堅重で加工しにくいが耐久性が高い。
床材として使う場合の比較 ・直線的でシンプルな木目が多い

・熱伝導率が小さい

・衝撃吸収性がある

・調湿効果が期待できる

・あたたかみのある印象

・ハッキリとした木目が多い

・耐久性・耐水性に優れている

・硬く傷がつきにくい

・価格が高い傾向にある

・重厚感・高級感のある印象

 

針葉樹の代表的な樹種

まずは、代表的な針葉樹の樹種とその特徴をご紹介します。また、各樹種がどのような空間演出に適しているかも見ていきましょう。

桧(ヒノキ)

桧のフローリング

  • 日本を代表する針葉樹である桧は、強度・耐久性に優れた建築材として、古くから構造材や天井、床材に至るまであらゆる部分に活用されてきました。一般家屋にとどまらず、神社仏閣の建築にも欠かせません。
  • やわらかな色合いながらも濃く浮かんだ木目や、美しい艶のある表情を持ちます。リラックス効果のある特徴的な香りは、抗菌・防臭効果にも優れています。

桧のフローリングの施工事例

落ち着きのある「和」の空間を生み出します。和室、旅館などに最適です。

  • 杉のフローリング
  • 日本の固有種で最も多く植林されている樹種です。杉の歴史は古く、縄文時代から利用されていたといわれています。本州・四国・九州に分布し、なかでも秋田や屋久島は天然杉の産地として有名です。杉は、木目が直線的で美しく、加工しやすいのが特徴です。構造材、床材、建具材の建築材から寿司桶や樽桶など様々な用途で用いられます。
  • 空気を含みやすいため軽くて柔らかく、調湿作用や断熱作用にも優れています。独特な芳香を持ち、時間が経つにつれ木目が濃くなり、味わいを増していきます。
  • 杉のフローリングの施工事例純和風なテイストだけでなく、モダンな要素との組み合わせにも適しています。

松のフローリング

  • 永く使いこむうちに増していく艶や飴色の美しい光沢、柔らかな肌触りが楽しめる松は、飾り棚や座卓、茶道具などに加工され、古くから愛でられてきました。現在では、乾燥しやすく狂いが少ない性質を活かし、構造材から造作材、建具、家具など幅広く利用されています。密でまっすぐに伸びた木目は、空間に奥行きと広がりを与えてくれます。

松のフローリングの施工事例

上記のような松の縁甲板は、和の趣、気品を感じさせる空間を演出します。

ラジアータパイン

ラジアータパインのフローリング

  • ニュージーランドやオーストラリア、チリなどの多雨多湿で生育条件の整った地域に多く植林される松の一種です。ウッドワンでは、ニュージーランドの広大な敷地にて森林経営を行っています。
  • 透明感のある美しい木肌と均一に整った伸びやかな木目模様が特徴。経年変化により深みのある飴色に変わり、美しさを増していきます。柔らかく耐衝撃性に優れており、小さなお子さんやお年寄りのいるご家庭にも適しています。

ラジアータパインのフローリングの施工事例

施工事例を詳しくみる

明るい色調により開放的な印象を与え、やわらかなリラックスできる空間をつくり出します。

ナチュラルテイストやカントリー調との相性が良く、ナチュラルモダン、和モダンスタイルにも適しています。

  • 広葉樹の代表的な樹種

  • 次に代表的な広葉樹の樹種とその特徴を解説します。各樹種がどのような空間演出に適しているか事例も併せてご紹介します。

オーク(ナラ)

オーク(ナラ)のフローリング

どんぐりのなる木としてもなじみ深いブナ科の樹木。強度や耐久性に優れ、高級な家具や床、船などの材料として古くから世界中で需要があります。

力強くダイナミックな印象の木目をベースにしながらも、板目に取れば色深い波線形の木目が楽しめ、柾目に取ると一転して穏やかで優しい木目が楽しめます。また、オーク独特の、虎の毛のような斑点模様の木目【虎斑(とらふ)】など、1本の丸太で多彩な表情を見ることができます。

オーク(ナラ)のフローリングの施工事例

ナチュラルで明るい空間を演出します。北欧テイスト、カントリー調に最適です。スタイリッシュな空間づくりにも適しています。

サクラ(カバノキ)

サクラ(カバノキ)のフローリング

サクラといっても、春に美しい花を咲かせる「桜」ではなくバーチとも呼ばれるカバノキ科の樹木です。狂いが少なく、非常に高い耐久性を持ちながらも美しい光沢をもつなど、その性質が本桜に似ていることからサクラと総称するようになったと言われています。床材や家具材などさまざまな用途に定評のあるサクラ材。美しい花は咲きませんが、穏やかな木目と紅褐色の優しい表情で、わたしたちの目を楽しませてくれます。

サクラ(カバノキ)のフローリングの施工事例

施工事例を詳しくみる

明るく軽やかな印象です。ナチュラル、北欧、モダンテイストとの相性が良いです。

ウォールナット

ウォールナットのフローリング

オーク、マホガニー、アッシュと並んでヨーロッパの家具材を代表する4大銘木の一つです。美しい木肌かつ滑らかな手触りで、狂いが少なく、欧米では古くから家具・装飾用材、楽器の素材としても利用されてきました。その重厚感のある美しさから、建築材としても人気が高く、優しく落ち着いた風合いは日本でも好まれています。経年変化により明るい茶褐色に変化していきます。

ウォールナットのフローリングの施工事例

モダン、クラシックテイストに最適。シックな雰囲気を醸し出します。

ハードメープル

ハードメープルのフローリング

メープルシロップでおなじみの樹木・ハードメープルは、「カエデ」、「もみじ」などの名前でも知られます。木肌は白っぽく、薄い赤褐色の木目を持っています。経年変化により飴色に変化していきます。組織が密なためキラキラとした光沢があります。その見た目の美しさから、家具、高級車などの装飾品に使われるほか、硬く弾力性があることから、強力な衝撃への耐性が求められるボウリングのレーンやピンにも使われています。

ハードメープルのフローリングの施工事例

施工事例を詳しくみる

明るい雰囲気で、モダンテイストやシンプルな空間、ナチュラルテイストの空間に馴染みます。

ブラックチェリー

ブラックチェリーのフローリング

アメリカ東部に分布するバラ科の広葉樹。木肌は繊細で、表面の仕上がりが美しいことから家具やキャビネットの素材に適しています。赤褐色の木目が特長で、時とともに深みのある色合いに。経年美化を楽しむ素材として、高級家具や楽器にも多く用いられています。

ブラックチェリーのフローリングの施工事例

ナチュラル、モダン、ヴィンテージテイストにマッチし、あたたかみのある落ち着いた空間に。

欅(ケヤキ)

欅のフローリング

北海道以外に広く生育するニレ科の広葉樹。たくましい幹や枝振りの良い姿から神社や寺の境内、街路樹などに多く採用されています。木の赤味部分(心材)は少し赤みがかった褐色、白太部分(辺材)は透明感のある淡い褐色。年月と共に茶褐色へ変化する様子も楽しめます。銘木と呼ぶにふさわしい、伸びやかで明るい欅独特のはっきりと濃い木目が、品格ある空間を演出します。

欅のフローリングの施工事例

格式高く、伝統的な空間に。和の風合いを感じられます。

まとめ

今回は、針葉樹と広葉樹の違い、床材に使われる木の種類と特徴、どのような空間演出に適しているかについてご紹介しました。

目指すテイストや部屋の用途に合わせてお好みの木の種類を選んでみてくださいね。

ウッドワンの無垢・挽板フローリングなら、お好みの木の風合いを存分に感じられます。ぜひ木のぬくもりを感じる住まいづくりに、取り入れてみてはいかがでしょうか。

□無垢フローリング をみる

□挽板フローリング をみる

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夏も冬も室内を快適な湿度に! 自然の調湿作用を備えた無垢フローリングの実力 /media/cat08/2080/ Fri, 08 Sep 2023 02:00:55 +0000 /media/?p=2080

ピノアース足感フロアスプーンと、無垢の木の収納キャビネット

日本には、四季という世界に誇る気候変化があります。

しかし、夏の高温多湿、冬には低温低湿と、住まいの湿気対策に悩まされている方も多いのではないでしょうか。湿度は快適な暮らしに大きく影響します。

今回の記事では、健康的で快適な暮らしを足元から支える、無垢の木のフローリングの魅力をご紹介していきます。

無垢の木が持つ調湿やその他の作用について、ぜひ学んで暮らしに取り入れてください。

湿気対策が必須! 世界でも珍しい日本の気候

青空が写る田んぼの風景

日本の気候は、春夏秋冬というはっきりとした四季が感じられる、実は世界でも珍しい特徴を持っています。

日本の夏は高温多湿

初夏には「梅雨」という、温帯地域では珍しい長雨の季節もあり、日本の住宅では湿気対策は欠かせないものといえるでしょう。
盛夏になると、湿気を帯びた太平洋高気圧に広くおおわれて、気温が高く湿度の高い日が続きます。それに加えて、夏から秋には台風にも悩まされます。

日本の冬は低温低湿

また冬になると、シベリア高気圧からの冷たい大陸性の季節風によって、日本海側では大雪太平洋側では乾燥した毎日が続きます。
日本海側では雪かきが日常的な作業となる一方で、内陸部や太平洋側の地域では湿度の低い状態が続くことで、肌荒れや風邪を引きやすくなります。

日本の住宅には調湿対策が必要

このように、日本の気候は四季を感じられる素晴らしい環境とともに、年間を通して湿度が大きく変化することも特徴です。
そのため、湿度が暮らしに与える影響は大きく、住まいの調湿対策は必須といえます。
例えば、夏には部屋のシート貼りの床がベタベタするという嫌な経験をした方もいらっしゃることでしょう。
湿度は、低すぎると肌の乾燥感染症が流行る原因となり、高すぎると結露カビ・ダニが発生する元になります。
室内の湿度変動が大きいと体にも負担があるため、健康的で快適な暮らしを送るには住まいの湿気対策がとても重要です。

室内を快適な湿度保つ「木」の力

木漏れ日が輝く森林

私たちが快適だと感じる湿度は、40〜60%だとされています。

それ以上になると多湿、以下になると低湿と感じ、いずれの状態でも不快になります。

では、実際に不快と感じる湿度ではどのような影響があるのでしょうか。

湿度による住まいや人への影響

40%以下の低湿度の環境では、ウイルスが活発になり風邪などの感染症が増加します。
逆に60%以上の多湿な状態が続くと、カビやダニの活動が活発になりアレルギーの原因となることも考えられます。
そのため、日本では梅雨から夏にかけてはエアコンの除湿機能を使用したり、冬になると加湿器を用いて湿度を調節する生活が一般的です。

無垢の木の調湿作用

木材には、空気中の水分を吸収したり放出したりする「調湿作用」という特性があります。
無垢の木が使用された建材は、湿度が低いときには蓄えた水分を放出し、湿度が高いときには周囲の水分を吸収します。

無垢の木の調湿作用イラスト

加えて、室内を人が快適と感じる湿度である40~60%に保ってくれるため、床材の表面がベタつきにくく、梅雨の時期でも素足で快適に過ごせます。

さらりとした肌ざわりの床材は、高温多湿な夏でも思わず寝転びたくなるような建材なのです。

ウッドワンの無垢フローリングで室内を快適な湿度に

ウッドワンの無垢フローリング

ウッドワンでは、一本一本ていねいに育てられたニュージーパインⓇから生まれた無垢の木のフローリングを提供しています。ニュージーパインⓇは植林後30年以上かけて育て、伐採後には収縮が少ない状態にまでしっかりと乾燥させています。

そのニュージーパインⓇを基材として使用した無垢の木の床材「ピノアース」は木の縦方向である柾目に沿って加工され、ゆがみやたわみがほとんど生じない床材として仕上げられています。
また、ピノアースは継ぎ目のない美しさが大きな特徴。長尺ものの床材を自社で植林から加工までを通して管理することで実現可能にしています。

無垢のフローリングに素足で乗ると、しっかりと足を支えてくれるのに、どこかやわらかいという不思議な感覚を体験できるはずです。

無垢フローリング「ピノアース 足感フロア」

ウッドワンピノアース足感フロアうづくり

無垢フローリング 「ピノアース 足感フロア」は素足で触れる心地よさにこだわった床材です。
無垢の木の調湿作用によって、夏でもさらりとした肌ざわりで思わず寝ころびたくなります。
また、冬に素足でフローリングに触れるとヒヤッとした冷たさを感じたことはありませんか?
これは身体の熱が冷たい床へ逃げてしまうから。

無垢フローリング「ピノアース 足感フロア」なら、無垢の木が空気をたくさん含んでいて、触れても手足の熱が逃げにくく、ぬくもりを感じられます。
冬にフローリングに触れてもヒヤッと感じることはありませんね。

「経年美化」とお手入れ

ニュージーパインⓇを使った「ピノアースシリーズ」は、無垢の木の細胞内に含まれている天然由来の樹脂が時間の経過と共に表面に浮き出てきて、経年美化をもたらします。木肌の淡い色合いが変化し、艶のある美しい「飴色」の木肌が楽しめます。

ニュージーパインを使用したピノアースシリーズ商品の色の変化

また、木目の美しさを活かして立体的に仕上げた表面は、素足に心地よい質感です。

「自然塗料クリア色」の仕上げには自然由来の植物油をベースにした天然塗料を使用。床材の表面を樹脂塗膜でコーティングしないため、調湿作用や木の質感を損ないません。水拭きにも対応している天然塗料で仕上げられていますので、日頃のお手入れも楽にしていただけます。

詳しくはこちら

年間を通して湿度の変化が大きい日本の住宅に、ウッドワンの無垢フローリング「ピノアース 足感フロア」を取り入れて、快適な暮らしを手に入れてください。

□木の良さを選ぶ suit human / suit life

無垢フローリング ピノアース足感フロアをみる

置くだけの簡単設置!木の良さを楽しめるフロアマットoitoki(オイトキ)はこちらからご購入いただけます。

□ITAYA をみる

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木のぬくもりを五感で楽しめる木目がおしゃれなフローリング 素足で無垢の木肌を感じる家 /media/cat08/1610/ Fri, 16 Jun 2023 02:00:05 +0000 /media/?p=1610

ウッドワンの床材、ピノアースNL色

新築やリフォームをする際に、素材や色にこだわって選びたいもののひとつが「床材」です。

床面は壁や天井と同じように空間に占める割合が大きいため、床材の種類や色合いによってお部屋の印象が大きく左右されます。

そして、床は人が常に接する部分でもあります。床材がお部屋での居心地に影響を与えるといっても過言ではありません。

床材を選ぶ際には耐久性やお手入れのしやすさ、素材や色などさまざまな要素を考慮し、それぞれの特性を理解した上で検討することが重要です。

今回は床材の種類やその特性について解説しながら、デザイン性が高く、五感で木肌を実感できる「無垢フローリング」についてご紹介します。

床材の種類と特性の比較

床材にはいろいろな材質のものがありますが、住宅では次の5種類が多く使用されています。

・フローリング(無垢・複合)

・ビニル系床材(クッションフロア/フロアタイル/長尺シート)

・カーペット/タイルカーペット

・タイル/石材

・畳

各床材の特性について解説します。

フローリング(無垢・複合)

太陽光に映える床材  3枚並べられた複合フローリング

フローリングは大きく分けて「無垢フローリング」と「複合フローリング」の2タイプあります。

無垢フローリングは、木材の一枚板を加工して作られたもの

複合フローリングは、合板に木材を薄く削った薄板材を貼ったもの

どちらも木目が美しく、木材は足触りが心地よくデザインが豊富で、掃除のしやすさと高い耐久性が大きなメリットです。

デメリットとしては次のようなことがあげられます。

1.水に弱いため、塗装して日常生活で支障がないように耐水性を高めている。

2.傷がつきやすい。気になる方は樹種や表面の塗装で対応した商品を選択する必要がある。

3.湿度変化により寸法変化が生じるので正しい施工方法や使用方法を守る。

ビニル系床材(クッションフロア/フロアタイル/長尺シート)

白いクッションフロア

ビニル系の床材は、柔らかい素材のクッションフロアと、硬い素材でできたフロアタイル、長尺シートの3つに分けられます。

クッションフロア」は1.8〜3.5mmほどの厚さがあり、クッション性をもたせた床材です。価格もリーズナブルで耐水性が高く、トイレや洗面所、キッチンなどの水まわりスペースに多く施工されています。

クッションフロアより硬く、耐久性を持たせた床材が硬質塩化ビニル製の「フロアタイル」と「長尺シート」です。

フロアタイルはタイル状になっており、狭い場所や細かな個所を張るのに適しています。

長尺シートはロール状のシートになっており、大きく広い面積を一気に張る場合に採用されます。クッションフロアよりもコストは高い傾向にありますが、耐久性や耐水性が高く、店舗やオフィスなどにもよく用いられます。

カーペット/タイルカーペット

タイルカーペット  カーペット

カーペットは繊維製の床材で、肌触りが良く断熱性・遮音性に優れています。クッション性も高くすべりにくいので、ご高齢の方や赤ちゃん、ペットのいるご家庭におすすめです。

デメリットは、敷き替えしにくく水拭きができないため、掃除やメンテナンスが大変という点。

そのデメリットを補う存在がタイルカーペットです。
40〜50cm角の大きさのパネルタイプの床材で、タイルのように敷き詰めて施工します。

汚れたり傷ついたりした個所の1枚だけを交換できるため、施工性・メンテナンス性に優れています。

タイル/石材

白いタイル 石罪で作られた床

タイルや石材でできた床材は、耐久性があり油汚れのふき取りも簡単なので、お手入れの手間やコストが削減できるのが大きなメリットです。

デザイン性も高く、スタイリッシュ。高級感を演出したい場合も、タイルの床材は最適でしょう。

ただし、他の床材に比べると材料費や施工費が高い傾向があります。

硬い素材なので、床に落としたものが傷ついたり壊れたりする恐れがあり注意が必要です。

畳

い草でつくられている畳は、空気を浄化したり湿度を調整したりする機能があります。

夏場はひんやり、冬場は温かみを感じることができ、居心地よく過ごせる床材です。肌触りが良く、畳の厚みにより遮音性にも優れているのも特長のひとつ。

琉球畳などの縁がない正方形のタイプやカラー畳などは昨今人気のデザインです。

しかし、ダニやカビが発生しやすいのが難点でもあります。

いたみやすい素材なので、日頃のお手入れはもちろん、数年ごとに畳の表替えや交換などのメンテナンスをする必要があります。

木のぬくもりを日々感じたいなら、無垢フローリングがおすすめ

無垢フローリングピノアース足感フロアうづくりナチュラル色

「木のぬくもりを感じられる暮らしがしたい」
そんな方にぜひおすすめしたいのが、無垢フローリングです。

木目の美しさや自然の色を「見て」楽しみ、
素足で「触れて」木肌を味わい、
木の「香り」に癒され……

まさにカラダ全体で、木の心地良さを体感することができます。

意外と知らない、無垢フローリングのメリット

本物の木からつくられた床材だからこそ、木の良さが活かされた無垢フローリング。
意外と知られていないそのメリットについてご紹介します。

・床暖房なしでも温かい

無垢フローリングは、足が触れたときにヒヤッとした不快感がないのが特長です。
その理由は無垢の木の内部にある空気。空気は「熱が伝わりにくい」という特性を持っています。

本物の木である無垢フローリングには空気が含まれているため、足からの熱が奪われにくく、木のぬくもりで冬場でも温かく感じることができるのです。

・お手入れしながら長く使える

「無垢フローリングは高くて無理……」

そのようなイメージを持たれていて、はなからあきらめている方も多いのではないでしょうか?

確かに突板やシートフロアなどの複合フローリングに比べると、無垢フローリングは初期費用がやや高めな傾向にある床材です。しかし長いスパンでみると、実は無垢フローリングの方がお得になる可能性があります。

どんな床材でも経年劣化は避けられないため、定期的なメンテナンスが必要となりますが、複合フローリングが劣化した場合、そのリフォーム方法は「床をはがして張り替える」しかありません。

一方、無垢フローリングは「サンディング」で床の表面をけずり再塗装することで、リフレッシュさせ、よみがえらせることができます。

新しい床材を張り替える必要がないため、初期費用とリフォーム費用を合わせて比較した場合、無垢フローリングの方が安く抑えられる可能性があります。

無垢の木の魅力を存分に楽しみつつ、大切にお手入れしながら長くお使いいただける……それが無垢フローリングの大きなメリットです。

詳しくはこちら → サンディングで生まれ変わる床材

機能性を兼ね備えた無垢フローリング

ピノアース6ミリ

無垢フローリングには、商材によってさまざまな機能を備えたものがあります。

ウッドワンの「ピノアース6mm」は、無垢フローリングでありながら既存の床材の上に施工することが可能。

張り替えに比べ工期が大幅に短縮でき、お手軽に無垢フローリングへリフォームできます。

他にも「床暖房対応タイプ」や「抗菌・抗ウイルス加工」など、用途に応じてお好みの無垢フローリングを選ぶことができます。

詳しくはこちら → 株式会社ウッドワン | 床材・階段材カタログ(2024)P106

ウッドワンの「無垢フローリング ピノアース足感フロア」で五感を楽しむ家づくりを

無垢フローリング ピノアース足感フロア、ウェーブ

お部屋の中で、常に触れている存在である床材。

家では素足で過ごす方も多いのではないでしょうか?

ウッドワンの「ピノアース足感(そっかん)フロア」は、素足での踏み心地、足触りにこだわりぬいた無垢フローリングです。

立体感のある木肌で、デザイン性と踏み心地の良さを実現

ピノアース足感フロア一覧

デザインは「うづくり」「タテスジ」「オビノコ」「ウェーブ」「ハンドスクレイプ」「スプーン」の6種類あり、豊富なラインナップからお部屋の雰囲気に合わせてお選びいただけます。

それぞれ木の味わいが楽しめる表面加工により、表情豊かな空間づくりを実現してくれるでしょう。

詳しくはこちら

ウッドワンの無垢材は再造林100%(※)の木材を使用しています。

一本一本、苗木から育てた本物の木のフローリングだからこそ、得られる価値があります。

生活の中で切り離せない存在である床材。

無垢フローリングで、自然の木の心地よさとそのぬくもりを、五感 で感じられる暮らしを手に入れてみませんか?

□無垢フローリング ピノアース足感フロア をみる

置くだけの簡単設置!木の良さを楽しめるフロアマットoitoki(オイトキ)はこちらからご購入いただけます。

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※再造林とは、「木を植える→育てる→使う→また植える」の循環型人工林。二酸化炭素の削減や、地球温暖化対策の重要な役割を担っています。ただし、林道と必要な施設を除く。

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憧れの古民家暮らしを現実に!「古民家風新築」で作る趣と快適の住空間 /media/cat08/1407/ Fri, 07 Apr 2023 02:00:38 +0000 /media/?p=1407

趣のある美しい佇まいが、カフェや宿泊施設でも人気の古民家。私たち日本人にとって、どこか懐かしくゆったりと寛げる雰囲気があり、「こんな家に住めたら…」と憧れる方も多いのではないでしょうか。

近年では地方の伝統的な日本家屋をリフォームして住む「古民家再生」を希望する方も増えており、移住やリフォームに興味を持っている方も少なくないと思います。そこで今回は、古民家再生の魅力をはじめ、古民家の趣と快適性を得られる「古民家風新築」についてご紹介いたします。

意外に知られていない「古民家の定義」とは

趣のある佇まいが人気の古民家ですが、じつは明確な定義はありません。しかし民家を次世代に引き継ぐ活動を行う古民家再生協会では、『昭和25年の建築基準法の制定時に既に建てられていた「伝統的建造物の住宅」すなわち伝統構法』と定義しています。

このような歴史ある古民家には、多くの人々を惹きつけるさまざまな魅力があります。たとえば間口が広く天井が高いため、開放感があること。今ではあまり見ない和室の続き間などは、シーンに合わせて区切ったりオープンにしたりと、汎用性が高いのもそのひとつです。
また家を構成する木や漆喰などの自然素材には、化学物質を含まないため身体にやさしく気持ちよく過ごせます。インテリア面では、モザイクタイルやガラス細工などを使ったノスタルジックな雰囲気も、レトロ好きな方には堪らない魅力と言えるでしょう。

知っておきたい古民家に住むメリット・デメリット

人気の古民家には、もちろんメリットもあればデメリットもあります。

  • メリットとして

・気に入った物件に出合えれば、趣きのある住まいを楽しめる。

・築年数を重ねていることから低価格な物件が多い。

・新築より固定資産税を抑えられたり、地方によっては補助金を受けられる。

  • デメリットとして

・現代の住まいに必要な熱効率や気密性、耐震性などに欠けている。

・快適な住空間を作るためのリフォームは不可欠。

・配管のある水回りや、床・外壁などの補修は大規模になるケースが多く、そのぶん手間と費用がかかってしまう。

趣のある住まいは「古民家風新築」で実現

趣のある伝統的な住まいは、古民家再生の他に「新築」で作ることも可能です。近年では古材や漆喰などの自然素材を使用した「古民家風新築」が、住居をはじめカフェ、宿泊施設としても多く採用されています。新築ならではの快適な住環境を持ちながら、伝統的日本家屋をリアルに表現できるため、満足度の高い空間を実現できるのが魅力です。

また新築を古民家風にするには、内装だけでなく和風デザインに合った家具や照明選びも大切。木の風合いが魅力の古民家風インテリアには、味わいのある木製家具やレトロな照明を使ったコーディネートが、空間の調和を生みます。

たとえば、かつて多くの日本家屋で使用されていた和箪笥や水屋、収納箱などの和家具、レトロなステンドグラスやランプシェードなどを投入したり。あえて大正・昭和初期の西洋と和の文化が感じられる和モダンデザインを取り入れるのも、おしゃれな空間作りができるでしょう。

そして、そんな室内装飾を引き立てるのが木の存在感。特に床は面積も広く、空間作りに大きく影響するパーツのため、木材選びは慎重にしたいものです。本物の木の美しさと経年変化を楽しめる「ウッドワン」の無垢材フローリングなら、より日本家屋の趣をリアルに演出できます。

たとえば、ウッドワンを代表する無垢材フローリング「ピノアース」。中でも上記画像のようなダークブラウンの色合いは、古民家テイストの内装や和モダン家具を引き立てながら、美しく調和してくれます。木が醸し出すあたたかな質感と風合い、時とともに美しく変化していく表情は、長く大切にされてきた日本家屋の佇まいさえ感じさせてくれるでしょう。

無垢フローリングピノアース (上からミディアム色、ダーク色)

株式会社ウッドワン | 床材・階段材カタログ(2023)P100

 

さらに古民家に近い雰囲気をお求めの方には、和の趣を豊かに表現した和風床材(縁甲板)「フロング」もおすすめです。通常の床材よりも幅広の5寸幅タイプが、和の空間に広がりと高級感をもたらしてくれます。また、日本でなじみの深い桧や欅など銘木のラインナップが揃っているため、幅広い和テイストにマッチした色や木目をお選びいただけます。

フロングの中でも、囲炉裏に長く燻された古民家の建材をイメージした「古民家シリーズ」は、古民家風新築やリフォームをお考えの方には最適。古民家が持つ歳月を重ねた美しさ・趣をリアルに表現してくれます。

フロング® 古民家シリーズ

株式会社ウッドワン | 床材・階段材カタログ(2023)P234

樹種にはハッキリとした木目が美しい「タモ」と、細かな年輪が味わいのある「栂」の2種類をご用意。お好みや家具との相性に合わせて、理想の空間作りを楽しんでいただけるでしょう。

詳しくはこちら

本物の木だからこそ感じられる、あたたかみのある質感や経年変化の美しさ。表面積の大きな床の素材にこだわることで、より日本家屋の持つ趣や奥ゆかしさを表現できます。古民家風新築やお部屋のリフォームをお考えの際には、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

□無垢フローリング ピノアースをみる

□フロングをみる

 

【参考文献】一般社団法人 全国古民家再生協会

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